動く絵画
5月17日(金) 19:00
5月18日(土) 15:00 ★
5月19日(日) 11:00 / 15:00
★ 5月18日 終演後 アフタートーク
田尻陽一vs神宮寺 啓「ドン・フアンって何者?」
・会場
愛知県芸術劇場小ホール
愛知県芸術文化センターB1
・料金
前売/一般 3,000円 学生 2,000円
当日/一般 4,000円 学生 3,000円
(中高生含む)
○後援
スペイン大使館 セルバンテス文化センター 愛知県 名古屋市
愛知県教育委員会 名古屋市教育委員会 名古屋スペイン協会
○協力
啓光社ホールディングス株式会社 PAPでらしね
サポートプラス 鬼頭印刷(株)
Web観劇予約は近日開始いたします。
“おギャァと生まれて設立45年!” 劇団クセックACT、今年の公演はコロナパンデミックで延期・延期となっていた新作『ドン・フアン〜セビーリャの色事師と石の客人〜』を上演します。
この作品で、作家のティルソ・デ・モリーナ(17世紀の聖職者)は、女たらしとして巷で有名なドン・フアン(これがドン・フアン第一号)を主人公にしています。
実はこの「ドン・フアン」。2019年ノーベル文学賞作家ペーター・ハントケも『ドン・フアン(本人が語る)』という、所謂「ドン・フアン物語」を上梓しています。また、万年ノーベル文学賞候補作家!?の村上春樹も『騎士団長殺し』で「ドン・ジョバンニ(ドン・フアンのイタリア語読み)」を描いています。因みに騎士団長とは、ドン・フアンが殺した「石の客人」なんです。
神宮寺啓は、演出するにあたって、
「舞台をドン・フアンの妄想とすれば演劇が成立すると思う。ドン・フアンに享楽と禁欲、そして秩序と反逆という夫々二律背反する要素を見出し、背反する面白さを背負わせる。果たして、観客にとってドン・フアンが誰だったのか? 何だったのか? これらが、役者を通して愚かな人間の小ささ、哀れさとして垣間見えてくればいいかなと期待している」と、コロナで中止せざるを得なかった忸怩たる思いの中で、新たにこの作品への手応えを語ってます。
一方、翻訳・脚本を担当した田尻陽一は、
「バロック特有の明暗・静動・対立した文体として翻訳したつもり。モリエールの「ドン・ジュアン(ドン・フアンのフランス語読み)」は、主人公を社会人として結婚させたことが失敗! しかし、僕はドン・フアンを原作のように神に罰せられる“悪い男”ではなく、神をも恐れない英雄として脚本化した」と、自ら選んだ作品に意気軒昂! 作品への思いを強くしています。
舞台上には11人の役者たち。“妄想、迷走するドン・フアン”を盛り立てることは必至。
総じてクセック特有のシュールな舞台が、皆さんをお待ちすることになるでしょう!!
ただ残念なことは、女優歴50年を前にして2019年5月に夭折した女優 火田詮子さんと舞台に立てないことです。そんな思いも込めて今回のプロローグは、その敬愛する“火田詮子へ捧げるオマージュ”として作り上げようと思っています。スペイン公演も決定してボルテージ最高潮です!
ぜひ劇団クセックACTの舞台にお越しいただけたら幸いに存じます。今年こそ、劇場でお待ちします。
2024年 春 劇団クセックACT制作部
✦誰もが知っている!?「ドン・フアン」その原点となる戯曲✦
4年ぶり? 5年ぶり? どちらにしても劇団最高の舞台を見せます!
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Painting / Kain Abe