2008年7月20日劇評劇団クセックACT 欲望を活写日本の劇団がスペイン文学の最高峰の1つ『ラ・セレスティーナ』を市立劇場で上演 舞台は、実にシンボリックな装置により、とある精神病院で繰り広げられる (マルタ・モラ記者) 一条の光も差し込まない朽ち果てた木の扉を冷たい風が吹き抜ける。そこはまさに、むらむらと燃え立つ欲望、エゴ...
2008年7月20日劇評アルマグロの市立劇場に再び観客の賞賛 クセックACTは『ラ・セレスティーナ』を演劇祭のすばらしい宝石の1つに変えた日本の劇団はフェルナンド・デ・ロハスのテキストを脚色することにより、劇的緊張、官能、巧みなユーモアの筆遣いを見せた A/R 記者(シウダ・レアル発) 日本語の役者たちに眠りこむような人はいなかった。作品が懲りすぎ、演技がもたもたし、場面が次ぎ次ぎと変わり、何を言っているのか...
2008年7月20日劇評市立劇場 劇団クセックACTが『ラ・セレスティーナ』を日本語で上演セレスティーナにおけるレアリティーの謎 芝居を観劇するとき、それもスペインの古典を見るとき、観客たちはどのように戯曲が舞台化されるのか期待して劇場に行くだろう。今回、まずわれわれを驚かせたのは、日本の劇団がこの戯曲をまったく違う局面から見せてくれたことだ。もちろん原作がもつ...
2008年5月1日スペイン公演ラ・セレスティーナ作 / フェルナンド・デ・ローハス 翻訳・構成 / 田尻 陽一 構成・演出 / 神宮寺 啓 関西外国語大学 谷本記念講堂 / 大阪 アルマグロ市立劇場 / スペイン 第31回アルマグロ国際古典演劇祭 招聘公演 オルメド・サン・ペドロ劇場 / スペイン...
2007年5月1日スペイン公演ヌマンシア作 / セルバンテス 訳・脚色 / 田尻陽一 構成・演出 / 神宮寺 啓 愛知県芸術劇場小ホール / 名古屋 響のホール / 福井 関西外国語大学 谷本記念講堂 / 大阪 テアトロ・ムニシパル / アルマグロ スペイン アルメリーア スペイン ムルシア スペイン...
2006年5月1日スペイン公演ドン・ペルリンプリンの恋作 / F・G・ロルカ他コラージュ 訳・構成 / 田尻陽一 構成・演出 / 神宮寺 啓 メルカット・デ・ラス・フロレス劇場 / バルセロナ テアトロ・デ・ラ・アバディア / マドリッド コラール・デ・コメディアス / アルカラ スペイン「カサ・アシアフェスティバル」招待公演...
2006年5月1日公演記録アッシリア皇帝と建築家作 / アラバール 訳・脚色 / 田尻陽一 構成・演出 / 神宮寺 啓 愛知県芸術劇場小ホール / 名古屋 響のホール / 福井 関西外国語大学 谷本記念講堂 / 大阪 スペインの劇作家フェルナンド・アラバール(1932~)が1960年代に書いた代表作です。現在はスペインで...
2005年7月14日劇評クセックACTの意表をつく演技術神宮寺啓は市立劇場で、あるときは狂人、あるときは正気のドン・キホーテを舞台に乗せる 日本の劇団クセックACTは火曜の夜、セルバンテスの『ドン・キホーテ……その狂気について』を上演したが、世界に知られたこの人物を別の視点で舞台に乗せた。つまり、演出の神宮寺は、巨人に対峙するド...
2005年7月14日劇評劇的な声によるドン・キホーテ劇的なクセックACT、独自の脚本による驚きの舞台、再びアルマグロに 圧倒的な声量と顔の表情、独特の身体表現、それに豊かな創造性に満ちた舞台、これが劇団クセックACT特有のものだが、今回はスペインの古典に基づいた作品をアルマグロ国際古典演劇祭の舞台にのせた。...
2005年7月12日劇評劇団クセックACTによって 日本でもドン・キホーテが上演されている記者: M・カマチョ アルマグロ国際古典演劇祭まで「ドン・キホーテ・デ・ラマンチャ」の日本語版がやってくるということは、この才知溢れる騎士が世界的であることを証明している。しかしながら、神宮寺啓の演出、田尻陽一の脚本による、クセックACTの「ドン・キホーテ」はわが国で見られ...